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World Interiors Week 2016 in JAPAN「世界同時開催の暮らしを豊かにするインテリア週間」 記者発表

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World Interiors Day、World Interiors Weekは、

「世界同時開催の暮らしを豊かにするインテリア週間」

 

一昨日の10/20、六本木、東京ミッドタウン・デザインハブにて「World Interior's Week 2016 in JAPAN」開催概要について記者発表が行なわれました。

 

僕が副理事長を担っている公益社団法人日本インテリアデザイナー協会(略称:JID)と本年度60周年となるグッドデザイン賞を主催する公益財団法人日本デザイン振興会(略称:JDP)が、共同主催する国際的なイベントについてです。

 

記者発表会では、JID理事長の喜多俊之氏、IFI前エグゼクティブボードメンバーの橋本修氏、JDP常務理事の青木史郎氏が、日本のインテリアの現状と今後の展開について事例をあげながら説明されました。

 

「World Interior's Week 2016 in JAPAN」は、東京ミッドタウン・デザインハブを主要会場とし、インテリアデザインをテーマに全国規模で展開するイベントです。シンポジュームやセミナー、企画展、交流会などを国内各地の自治体やメーカー、デザイナー、教育機関などと連携実施し、インテリアデザインを通して暮らしの質の向上、住まい産業の活性化を目的として開催します。

 

つまり、「世界同時開催の暮らしを豊かにするインテリア週間」なのです。

 

2016年のテーマは、「INTERIORS INTERLLIGENE」

このイベントを今から13年前に提唱したのが、国際インテリアアーキテクト/デザイナー団体連合(略称:IFI)。IFIは、加盟国110か国、会員総数は約270,000人のインテリアデザイナー国際組織です。

IFIでは、毎年5月最終土曜日をWorld Interiors Dayと推奨していますが、日本ではこの最終週をWorld Interiors Weekと定めています。

 

来年2016年のテーマは、「INTERIORS INTELLIGENE」。

 

少々わかりずらいテーマですが、

インテリア・・・つまり「空間」、インテリジェンス・・・つまり「知性」。

 

テーマを「豊かな会話が生まれる豊かな空間」と解説された喜多さんの言葉が印象的でした。

 

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空間(インテリア)は、暮らしの舞台

今アジアでは、特に中国、韓国、台湾、シンガポール等の国では、凄まじい勢いでインテリアデザインが発展しています。数多くの世界中の家具メーカーも出店し、住まいやオフィス環境は目を見張るものがあります。

 

そんな中、日本は戦後の驚異的経済発展、その後の失われた20年を経て、経済大国、物質的豊かさは成し遂げましたが、暮らし空間、つまりインテリアの質は、けっして大国とは言えず、まさに後進国となっていると言っても過言ではありません。

 

空間(インテリア)は、暮らしの舞台です。

 

豊かな暮らしを育む為に空間(インテリア)は、とても大切。

 

JIDとJDPが提唱する「世界同時開催の暮らしを豊かにするインテリア週間:World Interiors Week 2016 in JAPAN」

 

来年の5月の最終週、私たちが、住まい方、暮らし方を考えるきっかけのイベントとなることを期待しますね。